第80話

鏡に映る自分をじっと見つめ、双子が荷物に忍ばせてくれた際どいビキニを品定めする。布地は心もとないほど小さいけれど、意外にも気に入ってしまった。その色は私の左目と完璧にマッチしているし、豊かな胸を収めるにはギリギリだったものの、トップの小さな三角形はどうにかその役目を果たしてくれている。だが、ボトムは話が別だ。両サイドにかわいいリボンがあしらわれているのはいいとして、お尻のほんの一部しか隠せていないのだから。

背後からキャットが忍び寄ってきた。巻き毛のポニーテールを揺らしながら小首をかしげる。彼女は唇を尖らせて鼻にしわを寄せ、シナモン色のそばかすをくしゃっとさせた。「どうして私は、そんなふうに...

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