第6話

数日間も実家にいた私を見て、継母は動揺した。

彼女は部屋に置かれたスーツケースを指差し、不機嫌な口調で言った。

「夫婦間で喧嘩しない男なんていないわ。たまに浮気するのも普通のことよ」

「あの新垣由紀という女は家柄も貧しく、目も悪いし、調べたところ離婚歴もあるわ」

「そんな女があなたの立場を脅かすことなんてないわ」

私が誠吾にとって、いったいどんな立場だというの?

私は自嘲気味に笑って、継母の手からスープを受け取り、保温ポットに移し替えながら、独り言のように言った。

「おばさん、今日は休んで。お父さんの世話は私がやるから」

継母は私を睨みつけた。しばらくして、私の態度が全く変わらないのを見て、継...

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