第5章

「君はその女の顔を見ていないんだな」警官の声が喧騒を断ち切り、部屋の空気をたった一つの核心へ引き戻した。「それなのに、どうやって映像の人物がイーヴィ・ルッソだと判断した?」

 ジェイクは体重をかけ直した。視線がセリーナへ飛び、それから警官へ戻った。

「顔は見てなかった」彼は認めた。「でも、着てた服は見た。あの緑のラップワンピース――かなり特徴的だろ。動画を撮ったあと、数日して休憩室のロッカーに同じ服が掛かってるのに気づいたんだ。セリーナに、誰の服かって聞いた」

 彼は言葉を切った。

「セリーナが、イーヴィのだって言った」

「警察の方、今の聞きましたよね」私は声が震えた。「あの動画の...

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