第102章 救出作戦始動

浅倉家の書斎。

浅倉昭彦と鷹司恭一は救出計画の最終確認を進めていた。そこへ、秘書が病院からの報告を持ち帰る。二人の顔色が、一瞬で変わった。

浅倉昭彦は、声が震えるのを抑えきれないまま口にする。

「千雪が……誘拐された? 鷹司京介を庇って、銃弾を二発……? それで、一晩中オペ……?」

背筋が凍るような知らせだった。

そんな重大事、昭彦は何ひとつ聞かされていない。鷹司京介が外部への情報を徹底的に封鎖していたのだ。

浅倉側も、あからさまに探りを入れるわけにはいかなかった。

下手に動けば藪をつついて蛇を出す。鷹司京介に気取られれば、これからの計画に致命傷になる。だからこそ、昭彦は遠回り...

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