第122章 あんたのことはずっと我慢してきた

北条涼子は胸元を叩き、怒りに震えた声で吐き捨てた。

「こんな気持ち悪いクズの腎臓を私の体に入れるくらいなら、今すぐえぐり出してやる。言ったでしょ。私、死んでもあの子に助けられるなんてありえない」

北条克己は、彼女が傷口を叩くのを見て顔色を変え、慌てて抱きとめて手を押さえた。

「涼子、やめろ。傷が開く」

「開けばいいのよ。あの子の腎臓、取り出して返してやる。あの子のものなんて、死んでも要らない」

「千雪だって……俺たちの娘だ。お前を助けたいだけなんだ」

涼子は力任せにもがき、憎悪で濁った目のまま吠えた。

「娘じゃない! あれは人殺しよ! 私のいちばん大事な睦月を殺した……一生、許...

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