第135章 神様がくれた素晴らしい友人

菅田美月が駆け寄り、勢いよく彼女を抱きしめた。

「ごめんね、千雪。友だちなのに、私……何もしてあげられなかった」

連れ出す方法をずっと探していた。けれど叶わなかった。大切な友だちが傷ついていくのを、ただ見ているしかない。近づくことさえ難しかった。

この数か月、鷹司京介は病院に姿を見せなかったが、北条千雪の病室には常にボディガードが張りついていた。医療スタッフ以外で会えるのは、篠原茉優だけ。

菅田美月は何度も挑んだ。看護師の服を借りて潜り込もうとしたこともある。だがすべて見破られ、追い返された。

鷹司京介は北条千雪を一か月以上、病院に閉じ込めたままにしていた。外の人間を一切近づけない...

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