第146章 ズボンを上げたら知らん顔する

鷹司京介は眉をひそめた。従順なくせに、頑固さはロバみたいだ――そんな、言っていることと本音が噛み合わない台詞が癇に障る。

彼は乱暴に彼女を引き寄せ、胸の中へ抱き込んだ。ふわりと柔らかな体温が、胸の奥で燃えていた苛立ちをすっと鎮めていく。

北条千雪の言葉には答えないまま、京介は彼女をソファへ押し倒した。窓の外から月光が差し込み、腕の下の彼女は絵のように美しい。

ほんの一瞬、視界が霞んだ。次の瞬間には、彼は身を屈め、容赦なく唇を奪う。大きな手がゆるい服の中へ滑り込み、掌が肌の傷痕に触れたところで動きが止まった――けれど、それも一秒だけ。すぐに、もっと強く、貪るように口づけた。

鷹司京介は...

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