第245章

ウェイクを溺れさせてしまいたい。

彼は身を引き、長いこと私を見つめた。その瞳の強さ、動く顎のライン、荒くなる呼吸に合わせて胸板や腕の筋肉が脈打つ様。次の瞬間、彼の手が私の髪に絡まり、頭を後ろに引かせると、首筋から鎖骨、そして胸の間へと、熱い舌で噛みつき、舐め上げながら道を刻んでいく。

彼はそこで動きを止め、舌先を伸ばして乳首を弄り、口の中へと誘う。私が声を上げると、彼の空いている手がもう片方の胸を包み込み、強く握りしめる。そして指先が乳首を摘んだ。

鋭くも心地よい痛みが不意に走り、私は息を呑んだ。髪を掴んでいる彼の手から逃れようと身をよじるが、それはさらに彼の歯を肌に深く食い込ませるだけ...

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