第37章

病室のドアが蹴り飛ばされ、耳をつんざくような轟音が響いた。

鈴木瑠梨はびくりと肩を震わせたが、入ってきた相手を見た瞬間、すぐに両腕を広げて相葉栞里のベッドの前に立ちはだかった。

「氷上颯、あんた頭おかしいんじゃないの!? ここ病院だよ、何暴れてんの! 出てって! あんたたちなんか、ここにはお呼びじゃない!」

目を真っ赤にした鈴木瑠梨は怒鳴りつける。できることなら、この連中が被った偽善の皮をその場で引き剥がしてやりたいくらいだった。

ベッドの上では、裂けた傷をようやく縫い終えたばかりの相葉栞里が、枕に身を預けていた。

顔色は紙みたいに白く、血の気がまるでない。

けれど、なだれ込んで...

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