第7章

ルチア視点

アントニオの誕生から六ヶ月後。

私はマリブの家の庭に座っていた。アントニオを腰に乗せ、芝生の上で犬たちと遊ぶマルコの姿を眺めている。

「ほら、アントニオ」私は頭上を飛ぶ鳥を指さした。「鳥さんよ」

アントニオの目が私の指を追い、嬉しそうに喉を鳴らした。この子はどんどん大きくなって、どんどん強くなる。生後六ヶ月にして、もう手の届くものすべてを掴もうとしていた。

マルコが少し息を切らし、にこにこしながら駆け寄ってきた。「重くなってきたんじゃないか?」

「少しね」私はアントニオを反対側の腰に乗せ換えた。

「気分はどうだ?」

「いいわ」私は彼に寄りかかった。「ハリス...

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