第124章

窓越しに、食事をとっている林知意と自游の姿が目に入った。途端、腹の虫が盛大に鳴き声を上げる。そういえば、母に振り回されたせいで、まだ何も口にしていなかったと思い出す。

「自游、今日学校で何か面白いことあった?」

林知意は自游の皿に目玉焼きを乗せてやりながら、優しく尋ねた。ここ最近、仕事にかまけてばかりで、娘のことを少しおろそかにしてしまっていたからだ。

「ママ、学校なんていつも通りだよ。勉強して、遊んで、誰かが泣いて……そんな退屈なことばっかり」

言いかけて、自游はふと何かを思い出したように、おかしそうに林知意を見上げた。

「あ、そうだ! 今日ね、クラスの子がお漏らししちゃったの!...

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