第227章 盗人猛々しい

「ママ、わたしたち何も悪いことしてないのに、どうしてこんなことになっちゃうの?」

良いことをしたはずなのに、なぜ濡れ衣を着せられなければならないのか。一体どういう世の中なのだろう。

自由の悔しそうな顔を見て、林田知意はたちまち後悔の念に駆られた。まだ幼い娘に、この世界には優しい人がたくさんいるのだと教えたくて、ちょっとした善行を積もうとしただけだったのに。

それなのに、目の前の女は恩知らずにも程がある。助けてあげたというのに、恩を仇で返すように噛みついてきたのだ。

だが、この女は噛みつく相手を間違えている。もし林田知意がごく普通の女だったなら、今日は泣き寝入りするしかなかったかもしれ...

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