第229章 天が崩れ落ちた

自分の娘が怪我をさせられたのだ。彼が責任を追及しないはずがない。

二人は救急救命室の外に立ち、刻一刻と過ぎゆく時間をただ待つしかなかった。一時間後、ようやく中から医師が出てきた。

その姿が見えるや否や、佐藤聡と林田知意は慌てて駆け寄った。

「先生、娘はどうですか」

医師はやるせなさそうにため息をついた。

「お母さん、申し訳ありません。精密検査の結果、お嬢さんの体内に未知の薬物が注射されていることが分かりました。いつ目を覚ますかも予測できません。より設備の整った専門病院での再検査をお勧めします」

その言葉を聞いて、林田知意は目の前が真っ暗になった。

まさか、これほど深刻な状態だと...

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