第239章 また気絶した

電話の向こうで、高橋契は思わずぎょっとした。

ここ最近、佐藤聡の体調は悪くなかったはずだ。どうして今日に限って、突然発作が起きたのか。

林田知意にとって、高橋契は佐藤聡の最も側近であると同時に、佐藤聡を誰よりも気にかけているのは、佐藤恵子ではなく彼なのかもしれないと、心の底で感じていた。

電話口で林田知意の焦った声を聞き、高橋契はさっと眉をひそめた。

「林田さん、社長はまた倒れたのですか?」

林田知意はさらに嫌な予感を覚えた。『また』とはどういうことか。

「社長はよくこうなるんですか? 一体どうしたというんです?」

高橋契も切羽詰まっており、一言二言で説明できる状況ではなかった...

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