第266章 拒絶しないよう暗示する

田村翔太は二ノ宮社長にシャンパングラスを手渡しながら、林田知意の方へと振り返った。

「二ノ宮社長、ちょうど紹介しようと思ってたんだ。こちらは古くからの友人で、盛田会社のゼネラルマネージャーを務める林田知意さんだ。そういえば、そっちの会社で開発中のソフトウェアがあるって聞いてたけど、進み具合はどうだい?」

田村翔太がその話題を振ると、二ノ宮社長はパッと目を輝かせ、慌てて頷いた。

「そうなんだよ! 実は最近、うちでゲームソフトの開発を進めているんだが、途中で完全に行き詰まってしまってね」

傍らにいる田村翔太がそれに調子を合わせる。

「行き詰まるって、どうしてだい? 君の会社にはエリート...

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