第277章 お母さんへの贈り物かな

だから、自由のその笑顔を守るため、林田知意は無理をしてでもそのスープを飲み干すしかなかった。彼女が飲み終えるのを見て、佐藤聡はすこぶる満足げな表情を浮かべていた。

ちょうどその時、高橋契が入ってきた。彼は林田知意と自由がここにいるのを見ても特に驚いた様子はなく、手には買ってきたばかりのバングルを持っていた。

林田知意は高橋契の姿を見て、少し不思議に思った。

「高橋秘書、朝早くから会社にも行かず、どうしてこちらへ?」

高橋契は林田知意をちらりと見て、少し気まずそうな顔をした。

「林田さん、私は……佐藤社長に届け物があって参りました」

そう言うと、高橋契は佐藤聡の前に進み出て、そのバ...

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