第332章 自分を誰だと思っている

「知意、どういうつもり? 私たちをコケにしてるの? 堂々たる林田グループを抱えている私たちが、食べていけないわけないでしょ? 今日こうして提携の話を持ちかけたのは、あんたに罪滅ぼしのチャンスを与えてあげようと思ったからよ」

罪滅ぼし?

林田知意は激高することなく、むしろ泰然自若としていた。

「罪滅ぼしと言うなら、伯母さん、私にどんな罪があるのか教えていただけますか」

傍らにいた林田利佳は、林田知意が何を企んでいるのか分からず、ずかずかと二歩前へ出た。

そして林田知意の鼻先に指を突きつけて言い放った。

「林田知意、あんた記憶喪失にでもなったの? あの時、あんたの親がどれだけあくどい...

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