第333章 何も言えなくなった

「あ……あんたって女は、どこまで図に乗る気なの!? あの時、あんたの両親のせいでさえなければ、私たち家族三人がこんな惨めな目に遭うはずなかったのに!」

かつては贅沢三昧の生活を送っていたというのに、今や林田グループはただの抜け殻。すべては林田知意の両親がしでかしたことだ。それなのに、なぜその娘は少しも反省の色を見せないのか。

目の前で狼狽する林田世津子の姿を眺めながら、林田知意の胸の内にふと優越感が込み上げた。

「林田世津子、よくもまあそんな台詞が口にできるものですね。当時、あなたたちがいい思いをできたのは、家族三人揃って私の両親に寄生していたからでしょうが」

その過去の事実を容赦な...

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