第352章 致命の一撃

「それに、祖父はまだ生きています。叔父を亡くして、白髪の人が黒髪の人を見送ることになったんです。あれだけでも大きな打撃だったのに、今は病気で……それなのに、治療費がないんです。私たちは三人のことなんてどうでもいい。ただ、お姉ちゃんには祖父のことだけ、面倒を見てほしいんです」

林田利佳はそう口にしながら、内心ではほくそ笑んでいた。今日ここで言った一言でも、メディアに拾われてネットに流れれば——世論の流れが変わらないはずがない。

林田知意を信じ、盛田会社を信じていた連中だって、これで顔面を叩き潰される。そうなれば、林田知意を叩く声は一気に増えるはずだ。

利佳はそこで、言葉を詰まらせるように...

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