第99章

北村南は話せば話すほど怒りが込み上げてくるようだった。今後、会社でこのようなパーティーや発表会を催す際は、招待状を必須にするべきだ。招待状を持たない有象無象は、一切立ち入り禁止にするという固い決意が滲んでいた。

一方、佐藤聡はまだ会社に残っていた。先ほどまで自由とゲームをしていたのだが、今はパソコンを開き、資料に目を通している。

そこへちょうど、高橋契が外から戻ってきた。

「佐藤社長、例の企画書の審査が完了しました。本日の業務は以上となります」

時計の針はすでに七時を回っていたが、佐藤聡と高橋契にとっては、ようやく退勤の時間だった。

佐藤聡は淡白に頷く。

「ああ、分かった」

彼...

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