第194章 激しく君を抱くだろう

マークスは携帯電話を片手に、もう片方の手を腰に当て、オフィスの空いたスペースを苛立ち紛れに行ったり来たりしていた。

「中村颯太、お前、何か変な薬でも飲んだのか? 今日はやけに突っかかってくるじゃないか。俺が一体何をしたっていうんだよ」

電話の向こうで、中村颯太は三秒ほど沈黙した。

「何を確認したいんだ? 先にふっかけてきたのはそっちだろうが!」

マークスは目を丸くした。

「俺が何をしたって? ただ宴会に行くかどうか聞いただけで、それ以外に何か言ったか?」

「ああ、そうだな。お前は悪くない。全部俺が悪い。……で、他に用件は? ないなら切るぞ」

中村颯太も腹を立てている様子で、マー...

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