第218章 お前と?

千葉清美は慌てて鈴木舞の口を塞ごうとした。

「抱きつくだなんて……! あの人に腕を引かれたのが見えなかったの?」

鈴木舞は悪戯っぽく笑った。

「冗談よ、清美。そんなにムキになって。まさか、福江良平のこと、まだ忘れられないの?」

千葉清美はグラスのシャンパンを一気に煽った。

「男なんて、ただの通りすがりよ。未練なんてあるわけないでしょう? 自分のビジネスを成功させて、お金を稼ぐこと。それが一番大事」

鈴木舞は親指を立ててみせた。

「その意気よ、清美。言ったことは守ってよね! 私が無一文になったら、貴女に養ってもらうから」

千葉清美はふっと笑った。

「小食のあなた一人くらい、問...

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