第320章 まさかお前だったのか

千葉清美は、ほっと息をついたようだった。

「銀王様に友だちだと思っていただけるなんて、光栄です。友だちのために手術をするくらい、造作もないことですし……報酬は結構です」

銀王は少し意外そうに眉を上げた。

「それじゃダメだ。俺は金なら腐るほどある」

千葉清美は譲らない。

「報酬ひとつで、銀王様という友だちが手に入るなら……私の勝ちです」

銀王は肩の力を抜き、薄く笑った。

「いい。千葉さん、話が早い。じゃあ教えてやる。守谷栄を売ったのは、実は二人だ。ひとりは守谷栄をおびき出す役。もうひとりは俺と組んで、あいつをさらった」

千葉清美は眉をわずかに寄せ、確認するように言った。

「二...

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