第321章 本当に狂ってる

千葉清美はスマホを引っ込めた。「どうしたの? まさか、わたしだとは思わなかった? 山本教授の直弟子だって知ってるくせに、そこに思い至らないなんて。……それとも、ただの間抜け?」

水無月詩織はぶんぶんと首を振る。「ありえない! ありえないわ! あんたにそんな力があるわけない! どうしてわたしより上になれるの?!」

千葉清美は怒りに任せて、バンッと机を叩いた。水無月詩織はその音に跳ね、思わず「あっ」と声を漏らす。

「水無月詩織。わたしが大したことないって思ってるなら、どうして銀王にわたしを推薦したの? 治せないと思ったからでしょう。失敗したら、あの人がわたしを殺す。……そう踏んでたんでしょ...

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