第325章 叫び声

千葉清美は鈴木舞の手をぎゅっと握った。

「舞ちゃん、わたしたちはご飯を食べに来たんだよ。関係ない人に振り回されて、せっかくの食事の気分を台無しにしないで」

そう言って、フォークを鈴木舞の手のひらへ渡す。

「そうだよ。まずは食べよ。おいしいものを無駄にしちゃだめ。清美、安心して。わたし、絶対に真相を突き止めるから」

千葉清美はくすくすと笑った。

「舞ちゃん、それを調べてどうするの? あの人たちが何をしようと、わたしたちに失礼がないなら関係ないよ。放っておこう」

向こうのテーブルで、福江良平が千葉清美のほうへ何度も視線を飛ばしていた。あの女は、相変わらず何事もない顔で食事を続けている...

ログインして続きを読む