第326章 報い

二階、福江翔也と水無月詩織の部屋。水無月詩織の胸も背中も、もう傷だらけだった。彼女は犬みたいに翔也の足元へ這い寄り、縋りつくように懇願する。

「翔也……お願い、もう殴らないでください。これ以上は……赤ちゃんが……だめになってしまいます……!」

福江翔也は、歪んだ笑みを浮かべた。

「子どもが一人くらいなんだってんだ。水無月詩織の腹に宿った時点で、そいつの人生は不幸だろ。――それに、お前は一度、俺たちの子を殺したじゃねえか。これが死んでも、どうせ心なんか痛まねえだろ」

髪は乱れ、口元には血。水無月詩織は狂ったように首を振った。

「違う……! 翔也、違うの! わたしじゃない! 千葉清美よ...

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