第334章 墜落死

福江博は水無月の父親を見つけると、一歩踏み出した。

「こちらの方が、水無月さんですか」

水無月の父親は小さくうなずく。

福江博はその手を強く握った。

「水無月詩織さんがこんなことになったのは、福江家の責任です。最後まで面倒を見ます。必ず、水無月詩織さんは私たちが守ります」

「詩織が、警察に届けたいと言っていて……」

「それは構いません。明日、俺が水無月さんと一緒に行きます」

あまりにも即答だったため、水無月の父親もそれ以上は言いにくくなり、口をつぐんだ。

翌朝早く、福江良平は千葉清美のベッドで目を覚ました。隣で心地よさそうに眠る女を見下ろし、口元がわずかに緩む。身をかがめ、額...

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