第339章 他人をお父さんと呼ぶ

綸ちゃんはあらたまって言った。「新学期になったら、ママが私をインターナショナルスクールの特進クラスに入れてくれるの。もう入学試験も受かったんだ」

マークスは口をあんぐり開けた。「綸ちゃん、すごいじゃん!」

綸ちゃんに向かって親指を立てる。

綸ちゃんは唇を尖らせた。「おだてないで。あなたも頭いいって知ってる」

マークスは彼の頭をぽんぽんと叩いた。「安心して行ってこい。家のことは俺がいる」

綸ちゃんはドアを開け、そのまま出ていった。

マークスはパソコンの前に座り直し、闇市の暗網に流れている情報をまた追い始める。水無月詩織を失明させた犯人は、あの野乃だ。直感がそう告げていた。

野乃は...

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