第350章 計略に嵌まる

唐沢知子のスタイルは、認めたくなくても――ほとんど完璧だった。

張りのある胸が、遠慮もなく福江良平の目の前にさらされている。

福江良平は目を閉じ、彼女を突き放そうとした。だが掌が触れたのは、胸元のやわらかさだった。ビリッと電気が走ったみたいに手を引こうとする。けれど、間に合わない。伸ばした腕は唐沢知子にがっちり抱え込まれ、両胸の谷間へと固定された。

まるくて、やわらかくて、それでいて弾むような弾力。

さっき無理やり鎮めたはずの欲が、ぶわっと目を覚ました。

福江良平は低く唸り、次の瞬間、手を引き抜くどころか一気に唐沢知子の喉を掴んだ。

腕には青筋が浮き、目つきは氷みたいに冷たい。容...

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