第360章 乗り込んでいく

高橋北が先に我に返り、眉をひそめて歩み寄ると、怒りを露わにして指弾した。

「千葉清美……よくノコノコ来られたな?!」

千葉清美は、その突きつけられた手をぱしんと払う。

「脚はわたしのものよ。行きたいところへ行く。あんたに口出しされる筋合いある?」

そのまま福江良平の前まで進み、瞬きもせずに見据えた。

高橋北も一歩ついてきて、吐き捨てるように言う。

「千葉清美、世の中にお前みたいに厚かましい女がいるのかよ。良平はいつだってお前に真っすぐだった。あれだけ尽くしてくれたのに、裏切って別の男とホテルで……! そんなことして晒されて、ネットにまで流されて、それでも平気で出歩けるのか? 道で...

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