第366章 許しを請う

高橋北見は、相手がちゃんと口を利いてくれる時点で、福江良平が自分をそこまで嫌っていないのだと察した。慌てて良平の隣に腰を下ろし、媚びるように言う。

「良平、今回は俺がバカだった。俺も付き合う、一緒に千葉清美に謝りに行こう。な?」

福江良平がちらりと見る。

「お前が一人で行け。俺は行かない」

高橋北見は信じられない。

「なんで行かないんだよ。帰ってきたばっかだろ?」

福江良平の表情が冷えた。

「高橋北見……俺を監視してたのか? 俺が何をしようが、お前が口を挟む筋合いはないだろ!」

高橋北見は、その言い分の重さに顔色を変え、慌てて身を乗り出して宥める。

「ち、違う違う。そんな大...

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