第374章 失踪

千葉清美は首を横に振った。「うん、もう少し待つ。舞ちゃんが来てから一緒に食べる」

ベビーシッターは時刻を確認し、もう30分近く経っているのを見ると、料理をそのままキッチンへ下げた。

「千葉社長、いったんお食事を下げますね。鈴木さんがいらしたら温め直して、お持ちします」

千葉清美はうなずく。「お願いします」

時計に目をやる。40分が過ぎても、鈴木舞はまだ来ない。

胸騒ぎに立ち上がり、眉を寄せて玄関のほうを見た。

鈴木舞に電話をかける。――出ない。呼び出し音だけが虚しく続く。こんなこと、今まで一度もなかった。

不安は膨らむ一方だった。千葉清美は賀川純に電話をかけた。

賀川純はすぐ...

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