第377章 誓い

看護師は、隣にいる成熟したハンサムな新米パパを見上げ、にこやかに答えた。

「もちろんです。さあ、奥さまのそばに行ってあげてください。こちらは私たちにお任せください」

福江良平はガラス越しに保育器の中の綾斗をひと目見て、何枚か写真を撮ると、足早に小児科病棟を出た。向かう先は手術室――。

手術室の表示灯は、まだ消えていない。千葉清美は、まだ出てこない。

福江良平は手術室の前で、落ち着かずに行ったり来たりを繰り返した。

賀川純は廊下に立ったまま、ひたすらエレベーターのほうを気にしている。

やがて、チン、という到着音。

視界に入ってきたのは鈴木舞だった。

賀川純は駆け寄り、彼女を抱き...

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