第385章 信頼

マークスは首を横に振った。

「いや。これは唐沢知子がオーダーした――美枝さんの代わりだ。唐沢知子は注文したが、まだブツは届いてない」

中村颯太は驚いて口元を押さえた。

「そんな……唐沢知子はいったい何をするつもりなんだ?」

マークスは中村颯太を見据える。

「中村颯太。お前ならどうする? 自分が唐沢知子だったら、どう動く?」

中村颯太の胸の奥に、ひやりとしたものが走った。

「千葉清美の……慕う気持ちにつけ込む。誰かを使って、千葉清美をコントロールさせる……」

マークスはうなずく。

「そうだ。たぶん、それだけじゃない」

マークスはノートPCを抱え上げた。

「ボスのところへ行...

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