第388章 通報

福江良平はまだ病院にいた。長野久美子からの着信に気づくと、すぐに通話ボタンを押す。

「長野久美子か」

電話の向こうの声はひどく小さい。受話口を手で覆いながら、何度もキッチンの出入り口へ視線を投げているのが伝わってきた。

「お伝えしなければならないことがあります。清美さんに……変な荷物が届きました。中身は、死んだ子猫です。お二人、最近ちょっとぎくしゃくしているでしょう? だから、清美さんからは言い出さないかもしれません」

福江良平は眉間に深い皺を刻む。

「……死んだ子猫?」

「はい。清美さんは、誰かが悪意で子どもを呪っているんじゃないかって……。今、精神的にかなり不安定です。マーク...

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