第392章 結婚

守谷栄は苦悶に顔を歪め、頭を抱えた。「雫ちゃん、頼むから追い詰めないでくれ! そんなことしたら、お前が死んじまう!」

雫ちゃんは立ち上がり、そっと彼の頭を抱き寄せる。「守谷栄、大丈夫。献血するだけだよ。あとでちゃんと栄養つければいい。わたし大人だもん。500ミリくらい抜いたって、すぐ戻る。でも綾斗は違う。まだ小さいの。血が間に合わなかったら……死んじゃう」

雫ちゃんは守谷栄の頭を持ち上げ、真正面から目を合わせた。「守谷栄。わたしを見て、答えて。わたしのこと、好き?」

守谷栄はその視線に絡め取られたみたいに、小さくうなずく。「……好きだ」

雫ちゃんは笑った。瞳に星屑でも散ったみたいにき...

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