第395章 銃殺

福江良平がこの確かな知らせを知ったら、受け入れられるのだろうか。うつ病が、その衝撃で再発してしまうのではないか。

彼に、雫ちゃんに、何を返せる? 綾斗の命で償うというのか。ならば雫ちゃんがここまでしてきた意味は、いったい何だったのだろう。

雫ちゃん……あなたは、解きようのない問いを残していった。

車は福江家の旧宅の門前で止まった。黒尽くめの福江良平が降り、まっすぐ母屋へ向かう。

広間に足を踏み入れ、階段の前で立ち止まると、段差をじっと見つめた。

福江博が歩み寄ってくる。

「良平、どうしたんだ。来るなら一言くれれば、俺だって準備できたのに」

良平の視線に気づき、言葉を続けた。

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