第405章 父を認める

咲花の柔らかな小さな身体が、そっと彼を抱きしめた。福江良平の胸が、どくんどくんと激しく脈打つ。

――娘に信頼されて抱きつかれるって、こんな感覚なのか。

悪くない。むしろ、癖になりそうだ。

咲花を驚かせるのが怖くて、彼は腕を身体の横に下ろしたまま、抱き返すことができない。

高鳴る気持ちを抑え、福江良平は声を落として尋ねた。

「もうすぐクリスマスだな。咲花、何が欲しい? プレゼント」

咲花の甘い声が、耳元でふわりと響く。

「ママが家にいないから、クリスマスパーティーのドレスの準備がまだなの。手伝ってくれる?」

福江良平は即座にうなずく。

「もちろんだ。俺に任せろ」

ドレス一着...

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