第407章 彼は知った

「千葉智子は罪を恐れて逃げたってことか? 唐沢森はどうした」

「唐沢森は熱傷病棟にいます。全身に火傷の薬を塗られていて、手も足も動かせない状態です。話すのもやっとで……妹の唐沢知子は、火傷で顔が変わったのを受け止めきれず、病室で手当たり次第に物を投げて壊しました」

「わかった。人をつけろ。普段は咲花と綸ちゃんのそばに。だが気づかせるな。怯えさせたくない」

「はい、旦那様」

福江良平は通話を切ると、カーテンを引き、足早に外へ出た。

咲花ちゃんのために、急いでダンス衣装を選ばなければならない。

福江良平が再び星河湾に着いた頃には、夜はすっかり更けていた。

マークスはちょうど、咲花と...

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