第426章 早ければ早いほどいい

「やっぱり清美がいちばんだよ。唐沢家が大荒れだって聞いて、正直、ちょっと嬉しかった。でも、結局のところ唐沢知子が勝ったんだよね。そしたら、また気分が落ちた」

「清美、唐沢知子を見たよ。顔が……ひどくて、ずっとマスクして、俯いて歩いてた。これって、悪いことばっかりしてきた報いってやつ? なんか、また気分よくなっちゃった。少なくとも、わたしはああじゃない。太陽の下に立てるし、笑いたいときは大きな声で笑える」

運転席のマークスが振り向き、千葉清美を見た。

「すげえ眠いって言ってなかったか? なんで寝ねえんだ。誰と話してる。そんなに夢中で」

「舞ちゃんです。結婚式の会場まで行ったのに、主役が...

ログインして続きを読む