第432章 念願が叶う

鈴木舞は涙で滲んだ目を見開いたまま、かすれた声で言った。

「心の中に、ひとつ思ってることがあるの。でも……それが本当だなんて、信じるのが怖い」

「舞ちゃん、前に彼氏できたって言ってたよね。それを賀川純にも話しちゃった。だったらさ……この結婚式、舞ちゃんを揺さぶるためなんじゃない?」

鈴木舞は泣きながら首を振った。

「清美、希望を持たせないで。もし、私が思ってるのと違ったら……きっと壊れちゃう」

千葉清美は彼女を抱きしめ、胸の中へ引き寄せた。

「舞ちゃん、外に出よう。私が一緒に行く。賀川純の前まで行って、あなたの口で聞くの。本当に、別の女の人と結婚して一生を過ごすつもりなのかって。...

ログインして続きを読む