第435章 あなたの奴隷

鈴木舞は首をかしげ、濡れた瞳で彼を見上げた。声には甘く柔らかな色香がにじむ。

「賀川純、何がしたいの?」

賀川純は舞から視線を外さない。まるでその奥――心の底まで覗き込もうとするように。掠れた低い声が、耳朶をくすぐった。

「舞ちゃん……俺たち、ずいぶん長いことしてないだろ。……したくないか」

鈴木舞の胸の奥も、じわりと熱を帯びていた。別れていた時間が長かった分、彼の夜の強さも、指先の癖も、息の落ち方さえも恋しかった。

よりを戻してからも、まだ一度も身体を重ねていない。

舞が、賀川純が結婚するという話を知ってから――食欲は落ち、夜は眠れず、体調は崩れていった。ホルモンの乱れ、栄養不...

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