第436章 誕生日プレゼント

鈴木舞は賀川純の胸に抱かれたまま、ほどなくして眠りに落ちた。

闇の中、賀川純は身を寄せてくる鈴木舞を抱きしめ、天井をじっと見上げていた。頭の中は、どこまでも白く、広い。

外の夜空は、静かで、ひどく寂しい。こんな長い夜が、いつになったら本当の夜明けを連れてくるのだろう。

福江家の別荘。

福江良平はソファに腰を下ろし、スマホを眺めていた。たったいま、中村颯太からメッセージが届いたばかりだ。

「ボス、マークスの話だと、千葉清美さんが綸ちゃんと咲花ちゃんの誕生日パーティーを開くらしいです」

福江良平は画面を見つめたまま、静かに考える。

子どもたちの誕生日を祝ったこともない。プレゼントを...

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