第440章 心理障害

千葉清美は病院を出て、星河湾のヴィラへ戻った。

玄関先では長野久美子がずっと待っていて、清美の姿を見つけるなり駆け寄ってくる。

「清美、先生は大丈夫だった?」

千葉清美は疲れ切ったように首を横に振った。

「大ごとじゃないわ」

長野久美子は肩を貸しながら家の中へ導く。

「清美、今日は一日じゅう駆け回ってたんでしょ。もうくたくたよ。足湯でもして、少し楽になりなさい。マッサージ師さんも予約してあるの、もうすぐ来るわ。ちゃんと休んで、ひと眠りして時差も戻しなさい。あなた、無理しすぎ」

その言葉で、清美はようやく自分の身体が限界まで重いことに気づいた。

うなずき、久美子の勧めを受け入れ...

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