第441章 不審な男

鈴木舞は普段こそ大雑把で、明るくて社交的に見える。けれど実際のところ、親友と呼べる相手は千葉清美ひとりだけだった。

千葉清美は眉間に力を入れ、ふと思い出す。

「純、あなたと舞ちゃんのスマホって、ペアのやつだったよね?」

賀川純は、清美が何を言いたいのか即座に察した。

「そう! それだ、なんで忘れてたんだ……! 位置情報、見られる!」

少しして、賀川純がもう一度舞に電話をかけ、力なく言った。

「舞ちゃん、絶対どこかに隠れてる……! スマホが家にある! 持って出てない!」

千葉清美の胸に、嫌な警報が鳴り響く。いちばん怖いのは、鈴木舞が自殺を選ぶことだった。

「純、まず落ち着いて。...

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