第473章 疑念

福江良平は彼女に続いて立ち上がり、背後へ回ると、掠れた声で問いかけた。

「清美……今の、本当なのか?」

千葉清美は意地を張って言い返す。

「そうよ! 本当! だってあなた、すぐ罰だなんだって言ってくるじゃない! わたしにばっかりきつくして! 急に無視するし! 雨の中、外に一人で放り出すし! ベッドのときだって、わたしの気持ちなんてちっとも考えないで……苦しいくらいにして……それで謝りもしない!」

言えば言うほど胸の奥が痛くなり、とうとう声が震えて、ぽろりと涙がこぼれた。

「福江良平……わたし、何年もあなたのこと好きだった。でも結局あなたは、自分の気持ちが一番なのよ。わたしのこと、心...

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