第564章 疑いたくありません

千葉清美はうなずいた。「はい。生理がなかなか来なくて……妊娠したのかと思って、病院で検査を受けたんです。そのときは終わったらすぐ帰って、結果の用紙は見ていませんでした。あとで菅原言が『大したことはない。ホルモンバランスが崩れて生理が遅れてるだけだ』って」

守谷栄が眉をひそめる。「生理不順?」

「はい。あの頃、わたし……ストレスがひどかったので。精神的なものって、内分泌にもはっきり影響しますし」

「清美。菅原言のこと、疑ったことはないのか? たかが検査結果の紙だ。どうして本人に渡さなかった?」

千葉清美は言葉を失った。そんな発想自体、今まで一度もなかった。

迷いながらも、彼女は静かに...

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