第101章 罵り合い

(牧野結菜の視点)

平山里穂子が画面を開いた瞬間、顔がぱっと爆発したみたいに歪んだ。

一時間前に上げた、九枚の料理写真のSNS投稿。そこのコメント欄が、あるアカウントに荒らされていた。

名前は「G」。

「俺の嫁が作った飯、お前みたいなのが食っていいわけねえだろ」

「食えよ。喉に詰まって死ね」

「平山里穂子、覚えてろよ」

どれもこれも、呪いみたいに悪意が濃くて、子どもじみた挑発ばかり。

「はあ!? なにそれ!」

里穂子は怒りでソファから跳ね起きた。顔のパックがずるりと落ちる。けれど拾いもしない。

指が忙しなく動き、コメントの下にそのまま叩き返す。

「どこの狂犬が吠えてんの...

ログインして続きを読む