第181章 真相

(福山真司の視点)

留置場、面会室。

午後二時。ガラスの仕切りの向こうに、岩瀬と木村が並んで座っている。俺は灰色の拘留服のまま入っていった。髪は短く刈られ、顎には青い無精ひげが浮いている。身体はひと回り痩せたのに、目だけは徹夜続きの狼みたいにぎらついていた。荒んだ、刺すような目だ。

腰を下ろし、受話器を取る。最初に口をついたのは会社のことでも、家のことでもない。

「……結菜は、どうなった」

岩瀬は答えなかった。鞄からタブレットを取り出し、変換ケーブルで受話器の音声端子に繋ぐ。

「福山社長。ご希望のものです。今朝、先方から届きました」

俺の視線がタブレットへ落ちる。画面は真っ黒だ...

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