第209章 93パーセント

(福山真司の視点)

蘇生処置は三十分続いた。

再び扉が押し開けられ、杉浦晴陽が上半身だけ廊下へ顔を出す。何かに押し潰されたみたいな表情だった。

「最悪なのは、院内の血液バンクでO型がさっき足りなくなったことです。取り寄せには時間がかかる。……彼女は、もたない!」

頭皮がぞわりと粟立つ。こめかみに何本もの針を一度に刺されたように、じんと痺れた。

「俺のを抜け! 俺の血を使え!」

袖口を掴んでボタンを引きちぎる勢いで外す。

杉浦晴陽が俺を一瞥した。

「顔色が悪すぎる。採れるのか?」

「そんなの関係ない! 抜け!」

横から岩瀬が飛びつき、俺の腰にしがみつく。

「真司様、さきほ...

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